コンタクトをしながら使える目薬は?

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コンタクトユーザーの悩みで高いウエイトを占める「目の乾き」。コンタクトを着けているとドライアイ症状を引き起こし悪化させやすいことや、プライベートだけではなく、仕事の場でも長時間デジタルデバイスを使用する必要があり、ついついまばたきが減ってしまうなど、目が乾燥してしまう原因は様々です。乾燥感を低減するために目薬を使用している方もいるでしょう。しかし、誤った目薬の選び方をしてしまうと、思わぬ眼障害の原因となることもあります。今一度、選び方を確認してみましょう。

現在、多くの方が利用しているソフトレンズ。文字通り柔らかい素材でできており、着け心地が良いことが特徴です。しかしレンズが水分を含んでいるため、レンズそのものが乾くと涙を利用して失った水分を補給しようとします。これにより目から涙(水分)が失われ、目が乾いてしまいます。まず、このことを頭に入れてください。

ソフトレンズ装用時に目薬を使う場合は、必ず防腐剤が入っていないものにしてください。ハードレンズであればレンズが水分を含んでいないため関係ありませんが、ソフトレンズは水分を含んでいるがゆえに、防腐剤フリーのものを選ばなくてはなりません。理由は簡単。ソフトレンズは、柔らかく水分を含むという性質上、目薬の中に含まれる成分を吸収しやすいという特徴があるためです。もし、防腐剤が含まれている目薬を使ってしまうと、レンズが防腐剤を吸収し、使えば使うほどレンズに吸収された防腐剤の濃度が高くなってしまいます。濃縮された防腐剤が原因で角膜(黒目)にダメージが入り、結果的に角膜炎などの眼障害を引き起こす可能性があります。目の健康を守るためにも、防腐剤が添加されていないものを選びましょう。

防腐剤が濃縮される仕組みが分からない、という方は、塩水を思い浮かべてみてください。常温の塩水は、見た目はただの水そのものです。舐めてみないと、それが塩水であるとは分かりませんよね?では、その塩水をフライパンで熱してみましょう。水が蒸発し、塩が出てきますね。いくら肉眼では塩が見えないとはいえ、塩水には確かに塩が入っています。それでは、「塩水」を「防腐剤が添加された目薬」に、「熱せられて出てきた塩」を「防腐剤」に置き換えてみましょう。実際に防腐剤はレンズ内に吸収されても見えませんが、感覚的に濃縮される仕組みをご理解いただけるかと思います。

もし、コンタクト装用時にも使える目薬が手元に無い場合は、コンタクトそのものを変えても良いでしょう。たとえば、コンタクトレンズのWAVEは、レンズが乾きにくい低含水率のレンズがあります。他社のコンタクトよりも安く、コスパも良いため乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

目は生涯使い続ける器官のため、不要なダメージが蓄積されないよう大事にしましょう。些細な悪習慣の積み重ねが、失明という結果を呼び起こすこともありえます。目の健康に気を付けて、あまりにも目が乾くようであったらコンタクトの使用をやめるなど、柔軟な対応をするようにしましょう。

目薬の使い過ぎにはデメリットが…

目薬を使うタイミングで最も多いのは「目の乾燥を感じた時」でしょう。ほかにも、デスクワークでパソコンを使用する人は眠気覚ましのために清涼感を与えるクールタイプの目薬を使っているかもしれませんね。しかし、あまり目薬に頼るのはよくありません。

涙には、眼球に潤いを与えるだけではなく、角膜や眼球の表面にある細胞に酸素や栄養を届けたり、目の中に異物が入った場合にはその異物を洗い流したりします。他にも、涙に含まれているリゾチームという殺菌作用を持つ物質が、眼球付着した微生物を殺し、感染を防いでくれます。

しかし頻繁に目薬を使うと、涙と目薬が混ざってしまい、涙の構造が変化してしまいます。そのため、涙の働きや効果が減少してしまいます。また、薬の成分が眼球表面に残ったままになり、角膜などが炎症を起こしてしまうこともあります。

目薬にはこのようなデメリットがあることを理解して、なるべく使いすぎないようにしましょう。パソコン作業中は意識してまばたきをするようにするなど、涙を分泌させる工夫をしましょう。